チャバネアオカメムシの室内飼育個体群よりウイルス病の病徴を呈する死亡個体を見出し,ウイルス様病原体を分離して,その特性を明らかにした。
1) 病原体は,チャバネアオカメムシに経口接種することにより病原性を有し,同様の病徴を発現させた。また,再接種による継代を反復しても病原性を維持した。
2) 病原体は,0.22μmのフィルターを通過し,テトラサイクリンの影響を受けなかった。
3) ショ糖勾配遠心によりバンディングした精製物には,直径約30nmの球状粒子の存在が確認され,病原性を有することが確認された。
以上のことから,病原体はウイルスである可能性が高いと考えられた。