2026 年 21 巻 1 号 p. 20-35
背景:児童生徒の自傷行為への適切な対応には、教職員研修の方法と効果評価の検討が重要である。
目的:国内外の教職員向け自傷行為対応研修を体系的にレビューし、日本の研究の現状と課題を検討する。
方法:海外文献は、PubMedで「(self-injury OR self-harm) AND (student OR teacher OR school-staff) AND (training OR intervention)」から7件、国内文献は、医中誌とCiNiiで「自傷AND研修、自傷AND(学校OR養護教諭OR教員)」から19件を分析対象として、文献レビューを行った。
結果:海外ではプログラムの開発と教職員の知識、スキル、自信の向上への有効性が確認されていた。一方、日本では研修実施自体が課題であり、方法や評価に関する報告は不十分であった。
結論:校内外研修・Web研修等を組み合わせたプログラムや包括的教材の開発、演習手法の活用、対照群を用いた多角的・中長期的評価が課題である。