日本助産学会誌
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原著
プレコンセプションケアにおける若年女性への乳がん教育の構成要素の明確化
萬歳 優美片岡 弥恵子根路銘 安仁山本 直子井上 尚美若松 美貴代
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2026 年 40 巻 1 号 p. 16-26

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抄録

目 的

プレコンセプションケアでは,乳がんの教育や予防・早期発見は重要な課題である。本研究の目的は,プレコンセプションケアにおける若年女性への乳がん教育の構成要素を明らかにし,乳がん教育プログラムの示唆を得ることである。

対象と方法

スノーボール・サンプリングにより対象者の選定を行い,自由意志による協力の得られた乳がん看護認定看護師とした。データ収集方法は,インタビューガイドを用いて,対面もしくはオンラインにて実施した。インタビュー方法は,半構造化面接法にて個人インタビューを実施し,従来型内容分析にて分析した。本研究は,鹿児島大学桜ヶ丘地区疫学研究等倫理委員会の承認を得て実施した(承認番号230082疫)。

結 果

乳がん認定看護師9名から同意が得られ,平均看護職歴は23年,平均乳がん看護認定看護師歴は8年であった。プレコンセプションケアにおける乳がん教育の構成要素として,【成長発達する乳房とその変化の理解】が明らかになった。この要素の理解を深めるために,【乳がん・検診・診断後の知識】や【がんは人生の一部】という構成要素を基に,【若い時から健康に関心を持つ必要性】や,異常の早期発見のために【相談・受診に繋がる実践】が理解できる教育が必要となる。そのために,正しい情報にアクセスできるよう【eヘルスリテラシーの重要性】も明らかとなった。

結 論

本研究で明らかになった6カテゴリを基盤としたプレコンセプションケアにおける乳がんに関する教育は,月経周期と乳房の変化を主軸とし,乳がんに対する知識や態度,実践へのアプローチが必要であり,若者が自分ごととして捉えることができるプログラムを開発する必要がある。

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