バイオフィードバック研究
Online ISSN : 2432-3888
Print ISSN : 0386-1856
バイオフィードバック法による瞬目の訓練
福島 修斎藤 正男
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1998 年 25 巻 p. 17-21

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抄録

モニタを長時間凝視する機会の増加に伴いドライアイの問題が発生している.確実に瞬目をすることでドライアイを予防できることに着目し, バイオフィードバック訓練によって無意識に行われる瞬目の制御を試みた.一般的に凝視するなどの精神集中作業時において, 瞬目の間隔が延長する.しかし, 前回の瞬目からの経過時間を連続音信号を用いてフィードバックすることにより, 平常時と同等の間隔で瞬目ができると考えた.すなわち, 前回の瞬目から一定時間内に次の瞬目がなければ, より大きな音信号を呈示した.精神集中作業時に一定時間内に瞬目をする訓練と, 音楽的リズムを用い一定間隔の瞬目を覚えさせてから前述の訓練をするという2通りの訓練を行った.評価の指標は一定時問内に瞬目をしなかった回数とした。いずれの訓練においても, 精神集中作業時に瞬目間隔の延長が防止できたが, 音楽的リズムを用いた訓練のほうが, 良好な結果を得られた.結論として, この種の訓練は, ドライアイの防止に有効であると考えられる.

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© 1998 日本バイオフィードバック学会
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