学習院大学
2021 年 58 巻 2 号 p. 2_31-2_43
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本稿は,米中摩擦がどのような争点をめぐって進展したのかを,WTO体制の枠組みを軸に考察する.オバマ政権は,WTO提訴などの「場内規律づけ」を試みたが,提訴理由の稚拙さがあり機能しなかった.しかし,中国の逸脱行為の規律づけは可能であった.トランプ政権の「場外乱闘」で,崩壊しかかった多国間自由貿易体制の再構築に取り組む際に,中国の逸脱部分に対しては,体制への正しい理解をもとに適切な対応が必要である.
社会主義経済研究会会報
社会主義経済学会会報
比較経済体制学会会報
比較経済体制学会年報
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら