一橋大学経済研究所
2005 年 42 巻 2 号 p. 27-41,77
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市場経済への移行を図る1990年代のロシアでは深刻な未払問題に見舞われた。企業から銀行への未払は,緊縮政策,銀行監督強化,およびマクロ経済状況の悪化を背景に93年から98年にかけて増加した。ズベルバンクなど旧専門銀行系の銀行は「不良企業」への融資を継続したのに対して,新設民間銀行は企業向け融資を縮小して期限超過信用の発生を抑制した。この結果,銀行における未払は,一部に集中する結果をもたらした。
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