教科教育学コンソーシアムジャーナル
Online ISSN : 2758-6995
一般論文
形成的評価の機能を持つ中学校家庭科食生活領域の動画教材の開発及び効果検証
村田 晋太朗菊地 英明山本 亜紀子
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 3 巻 1 号 p. 1-14

詳細
抄録

 中学校家庭科の動画教材は技能習得に偏っており,知識理解の動画教材が不足している。そこで,本研究では中学校家庭科食生活領域において,形成的評価の機能を持つ知識の理解を目標とした動画教材を作成し,その効果を検証することを目的とした。

 中学生の動画教材内の評価課題への取り組み結果として,正答率や生徒のつまずきの要因及びその支援方法の視点で整理することで,全15本の動画教材を4つの群に分類することができた。1つ目は,評価課題への取り組み結果において高い正答率であった群。2つ目は,生徒のつまずき箇所が明確であり,軽微な補足をすることで知識の理解につながる群。3つ目は,生徒の記述する力に依存することとなるため,苦手な生徒への個別の支援が必要となる群。4つ目は,評価課題に取り組む際に用いる知識量の多さから,動画教材全体の改善や活用自体の見直しが求められる群である。扱う知識の性質や動画教材の内容により,形成的評価ができる動画教材や動画教材としての限界性が示唆された。

著者関連情報
© 教科教育学コンソーシアム
次の記事
feedback
Top