北里大学医学部形成外科・美容外科学
2009 年 34 巻 5 号 p. 759-764
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尿膜管遺残症は若年者に発症することが多く,整容的な面を考慮すると,臍の再建も同時に行うほうが望ましい.今回尿膜管遺残症に対し,嚢腫の切除と臍形成を一期的に施行した4例を経験した.嚢腫切除後の臍形成は,白線への縫着,皮膚移植,ボルスター固定による皮膚への引き込み,3通りの方法を試みた.結果的には皮膚移植による臍窩再建が長期間深い臍窩を維持できていて,一般外科医でもできる簡便な臍形成法として有用と考えられた.
日本外科系学会連合会誌
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