日本心臓血管外科学会雑誌
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心外型 Valsalva 洞動脈瘤の一手術例
浜田 俊之戸部 道雄尾崎 直内田 敬二佐藤 順
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1995 年 24 巻 3 号 p. 193-196

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抄録
症例は43歳男性. 健康診断で心雑音を指摘された. 胸骨左縁3肋骨間で拡張期逆流性, および収縮期駆出性雑音を聴取した. 胸部単純X線写真では右第I, II弓の突出とII弓内側の二重陰影を認めた. 胸部CT, 心エコーおよび心臓カテーテル検査の結果, Sellers III度の大動脈弁閉鎖不全を伴う, 無冠洞より心外に発育した Valsalva 洞動脈瘤と診断, 手術を施行した. 胸骨正中切開にて心に到達すると, 上行大動脈, 上大静脈間に直径7cmの瘤を認め, より突出し, 右房と上大静脈を圧迫していた. 体外循環下に瘤を切開すると, 無冠洞の瘤化で, 無冠尖の弁輪が延長していた. これをほかの弁輪と同じ長さとするよう woven Dacron patch をあて, 瘤口を閉鎖した. 術後経過は良好だったが, 術後の心臓カテーテル検査では, Sellers II度の大動脈弁閉鎖不全が残存しており, 慎重に経過観察中である.
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