島根医科大学第1外科
1996 年 25 巻 3 号 p. 207-209
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症例は67歳, 男性. 3年前より再生不良性貧血にて治療中であった. 今回突然両下肢の虚血症状が出現し, 血管造影で高位腹部大動脈閉塞症と診断された. 閉塞は左腎動脈起始部まで及んでおり, 腎不全を合併していた. 手術は右腋窩動脈-両側大腿動脈バイパス術を行った. 術後は腎不全に加え, 再生不良性貧血に伴う出血傾向, さらにDICを併発したが, 厳重な管理にて救命できた.
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