東京医科大学第2外科
1999 年 28 巻 4 号 p. 256-259
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症例は60歳女性. 突然の胸背部痛で発症した早期閉塞型 Stanford A型大動脈解離と診断され, 保存的治療を行っていた. 発症後約2カ月で再び胸背部痛が出現し, 解離腔の再開通と診断され, elephant trunk を併用した弓部全置換術を行った. 術後のDSAにて, 人工血管末梢吻合部より解離腔へ造影剤の漏出を認め, 1カ月後にステントグラフト内挿術を施行した. 解離腔は血栓化し早期離床が可能であった.
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