横浜市立市民病院胸部外科
2003 年 32 巻 3 号 p. 155-157
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患者は34歳女性.心タンポナーゼによるショックで発症した.心エコー,CT,MRI,冠動脈造影より右房血管肉腫と診断し,腫瘍切除術を施行した.術中迅速組織診断で診断が確定したので,腫瘍を含め広範囲に右房を切除し,牛心膜でパッチ再建した.術後放射線療法を含めた集学的治療を施行した.患者は一時質の高い生活を送っていたが,術後2年5ヵ月目に肝転移巣の破裂による腹腔内出血により亡くなった.
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