抄録
特定保健指導の際にどのように導入(初回面接) を行うと、効果的な特定保健指導が行えるかについて検討した。特定保健指導対象者の男女22 名をBreslow の7つの生活習慣 (運動、朝食、間食、睡眠、喫煙、飲酒、適正体重) に基づく健康指数 (HPI) の事前調査の結果に基づいて初回面接を行うHPI 群 (H 群) 12 名と、事前の調査を行わずに初回面接を行うコントロール群 (C 群) 10 名に分類した。開始3 カ月後の改善効果をBMI およびHPI 得点の変化により検討した。その結果、両群で有意なBMI の減少およびHPI 得点の増加を認めた。改善度はC 群に比べてH 群で大きかった。また、H 群では特にHPI 項目の運動習慣の改善者数が多かった。HPI を活用して簡便に問題点の把握と重点的な指導項目の選定を行い、対象者の生活習慣に着目した個別の指導を実践することにより、より効果的な特定保健指導を行うことができると考えられた。