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日本栄養士会雑誌
Vol. 58 (2015) No. 2 p. 111-120

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http://doi.org/10.11379/jjda.58.111


東日本大震災後に日本栄養士会から気仙沼市、石巻市、岩手県に派遣された災害支援管理栄養士・栄養士(以下、支援栄養士)の活動内容を明らかにするために、提出された活動報告の分析を実施した。一日の活動内容を記した 「記事」 欄の記述から、支援活動の場所と内容に関する情報を抽出した。活動場所は7 カ所、活動内容は10項目に分類し、各項目が報告中に出現した回数を派遣先別に集計した。どの派遣先でも 「ミーティング」 の回数が多く、他職種や他団体との情報共有のために重要な活動であったことがうかがえた。気仙沼市、岩手県の避難所では 「災害時要配慮者以外の者へのアセスメント」 が多く行われ、その内訳としては 「食事と栄養に関する調査」 が最も多かった。支援栄養士には、避難者を対象とした食事調査や献立作成・大量調理の技術が求められる。 フェーズごとに変化する被災地のニーズに柔軟に対応し、多職種連携の中で専門性を発揮することが期待される。

Copyright © 2015 公益社団法人 日本栄養士会

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