日本栄養士会雑誌
Online ISSN : 2185-6877
Print ISSN : 0013-6492
ISSN-L : 0013-6492
食物アレルギー代替候補食品の選定における3つの評価方法
若菜 真実山﨑 裕子岩佐 太一朗白井 智美部谷 祐紀武藤 美紀子本間 和宏田中 越郎榎本 眞理若菜 宣明
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 62 巻 8 号 p. 423-428

詳細
抄録

近年、食物アレルギーへの対応は重要な課題である。その対応法の1つに代替食がある。複数の代替食を考案した際、その中から最適な代替食を選び出す客観的な評価方法はまだ確立されていない。そこで最適な代替食を選び出す方法を検討した。16種類の食物アレルギー代替食品を作成し、「味」、「食感」、「風味」、「外観」の4項目を5点満点で採点した。この点数をもとに、総和値、和積値、総積値を算出し、和積値はレーダーチャートも作成した。総和値は、算出が簡便であったが、候補間の差が小さかった。和積値に関しては、レーダーチャートを用いることで候補間の評価が可視化でき、傾向を素早くつかめた。総積値は、候補間の差が最も大きく評価しやすかった。簡便さを求める際は総和値を、各候補食品の特徴を一目で判断する際は和積値とレーダーチャートの組み合わせを、候補食品間の差を大きく出す際は総積値を用いることが有用であると考えられた。

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 日本栄養士会
feedback
Top