Report on disaster relief activities at welfare shelters after Noto Peninsula Earthquake in an aging society

抄録

2024年1月1日16時10分頃、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6、ピーク震度7の地震が発生した。石川県輪島市は、高齢化率が46%を超えるなど、高齢化率の高さが顕著な課題となっている。NPO法人TMATは、いち早く関連データの収集に着手し、1月1日23時の先遣隊出発後、1カ所の避難所での長期滞在が予想されたため、1月3日から2月13日までの42日間、14チームを派遣した。医療支援や福祉サービスなどの災害救援活動は、地域の保健師や医師会と協力して実施され、被災地に赴き、多様な専門分野の協力を得て、高齢者層特有の医療ニーズに対応した。今回NPOとして一カ所で行った福祉避難所での継続した活動内容を報告とする。