人間工学
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原著
モーションキャプチャと3DCGを用いた動作解析システム
松河 剛司横山 清子梅谷 智弘永田 雅典
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2009 年 45 巻 1 号 p. 12-18

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抄録

本研究では,直観的に理解しやすい動作解析を行うための,動作解析システムの開発を目的とする.提案システムは,光学式モーションキャプチャにより動作を,無線式生体アンプにより筋電信号を測定する.可視化は,人体の骨格形状,筋肉の位置や形状を正確に反映した3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)人体アバターが,モーションキャプチャで測定した動作を再現し,その動作に伴う筋活動の大きさを筋肉の色で表現するものである.提案システムは,従来の動作解析システムと比較し,動作と生体状態を同時に可視化するため,身体全体の総合的評価,および,生体状態の時間変動評価に適している.3DCGを用いた可視化のため,動作を任意の注視点から観測することができる.本論文では,動作解析システムの構成,可視化手法,車室内スイッチ操作時の動作解析を対象とした使用例,および,システムの特徴を述べる.

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© 2009 一般社団法人 日本人間工学会
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