人間工学
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小児看護におけるプレパレーションのための痛み評価ツールの開発
山下 利之近藤 真悟岡崎 章
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2015 年 51 巻 6 号 p. 435-440

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抄録

患児のためのプレパレーションとは,一般の患者に対するインフォームド・コンセントに対応する.入院患児のプレパレーションのためには,彼らが家族から離れて病棟で過ごすことに起因する不安やストレス,手術に対する不安,病気による痛みなどを,医師や看護師が正確に把握し,適切に対処する必要がある.しかし,入院患児は大人のように,自分の状態をことばで正確に伝えることが困難であることが多いため, 現状では,看護師による患児の行動や言動の観察に頼る判断がほとんどである.そこで,筆者らは.入院患児が楽しみながら,自分の不安やストレスなどの程度を表現することのできる簡便なツールの開発を行ってきた.本研究においては,入院患児が痛みの程度を伝えることができる痛み評価ツールの開発を行った.痛み評価ツールによる痛みの表現を,VAS(Visual Analogue Scale),マグニチュード推定法,AHPによって比較考察することによって,ツールの有効性を確認した.

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© 2015 一般社団法人 日本人間工学会
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