人間工学
Online ISSN : 1884-2844
Print ISSN : 0549-4974
ISSN-L : 0549-4974
セマンティック・ディファレンシアル法による船体振動感覚の評価
神田 寛難波 精一郎
著者情報
ジャーナル フリー

1974 年 10 巻 2 号 p. 55-62

詳細
抄録
振動物理量と人間の感覧の関係を明らかにするため, 振動感覚調査がS.D法によって実施された. VLは振動感覧の尺度化の点では最も適した物理量である. 周波数スペクトラムによるISOの評価法より, VLによる評価法がすぐれている. VLは音でいう騒音レベルdB(A)に相当する振動物理量であり, ISOで提案された附重曲線にしたがったVL周波数レスポンスをもった補正回路をとおして指示される.
S. D法による船体振動の評定尺度はつぎのとおりである.
どちらともいえない やや かなり 非常に
VL (立位) 17dB 23dB 29dB 35dB
VL (臥位) 11 17 23 29
著者関連情報
© 一般社団法人 日本人間工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top