以前より使用してきた人工心肺装置の保守点検表に,ローラーポンプの軸偏芯(tuberoller,occulusion,race way)と,ベルトの滑りを求める負荷時および無負荷時の回転数測定の項目を加えた,専用の保守点検表を作成した。この点検表に基づき保守管理を行ってきたが,ベルトの滑りを求める回転数設定は,最大回転数で行うのが最良であると考えられた。そのため点検表を改正し,今回,この表に基づき20基のローラーポンプの保守管理を行った。その結果,ローラーの軸偏芯を知るrace wayとベルトの滑りの項目で,それぞれ1基,許容値を超えたものがあり修理を必要とした。また,ベルトの滑りを求める負荷時の回転数測定を行った結果,古いローラーポンプでは,実際の回転数よりデジタル表示値が高く表示される機種があることが判明した。以上の事から,各施設で行う定期的な保守管理の必要性を再認識した。