23 巻 (1996-1997) 2 号 p. 25-28
近年,多くの施設で各種さまざまなパラメーターにおいて血液併用心筋保護液が使用されてくるとともに,各社それぞれの心筋保護液注入ポンプが開発されてきている。今回,3社(トノクラ医科工業社,泉工医科工業社,JMS社)のホンプについて,大きく5つの項目に分け当院の基準において比較検討した結果,各パラメーターにおいてそれぞれのポンプに特徴があらわれた。特に血液併用心筋保護液注入時に扱うマスタースレーブ機構の設定においては,各社それぞれ異なることが解った。ポンプ使用上の安全性では,3社とも特に問題となる点はないため,使用施設においてはどのパラメーターを重視するかにより,最適なポンプの選択をすべきであると思われた。各社にたいしては,今後も特性を生かしたより良いポンプの開発を期待したい。