体外循環技術
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連続的血液ガス分析装置の使用経験
―テルモ社製CDI-500について―
千葉 美樹勝又 尚紀鈴木 一郎
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2006 年 33 巻 2 号 p. 139-142

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抄録
【要旨】安全な体外循環を施行するために,連続的血液ガス分析装置を用いてリアルタイムに患者情報を把握することは重要である。今回,従来の血液ガスパラメーターのほかに,カリウム濃度も測定できるテルモ社製CDI500を使用し,バイエル社製blood gas system288との相関関係を検討した。その結果体外循環開始後5分,30分,90分,120分,150分,180分で再度キャリブレーションを行い比較したところ,カリウム濃度に関しては高い相関を得ることができた。その他のパラメーターの血液ガスについても高い相関が得られたが,ヘマトクリット値,ヘモグロビン濃度においては体外循環中を通して相関関係は見られなかった。しかし,体外循環中に再度キャリブレーションを行いながら,血液ガス,およびカリウム濃度をリアルタイムにモニタリングできることによって,迅速な対応が可能になり,更に安全な体外循環が行えると考えられた。
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© 日本体外循環技術医学会
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