教育心理学研究
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自由再生における「系列依存的体制化」
カテゴリー材料を用いて
高田 理孝
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1979 年 27 巻 1 号 p. 48-52

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抄録

提示順序によって起こされる体制化-「系列依存的体制化」-の生起の仕方をカテゴリー化された材料を用い検討した。実験手続として「1+1提示法」を用いた。実験条件は, 直後再生条件・遅延再生条件・10秒ディストラクター条件の3つである。被験者は大学生を用いた。
実験の結果, 直後再生条件と遅延再生条件で, 被験者は「系列型」と「群化型」に2分された。10秒ディストラクター条件では, 2つの体制化を平行して行う「混合型」被験者も存在した。「系列型」と「群化型」の人数比は, 直後再生条件で3:8, 遅延再生条件で6:5, 10秒ディストラクター条件で2:7であった。
結果は, 提示順序とカテゴリーが実験者想定の体制化単位であること, 遅延中のリハーサルが「系列依存的体制化」に有利であること, という2点から解釈された。

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© 日本教育心理学会
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