てんかん研究
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ZomisamideのPhemytoinおよびCarbamazepine血中濃度に及ぼす影響
兼子 直林本 章庭山 英俊福島 裕
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11 巻 (1993) 1 号 p. 31-35

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抄録

Phemytoin (PHT) およびcarbamazepine (CBZ) の血中濃度に及ぼすzonisamide (ZNS) の影響を, 規則的に服薬中の17症例を対象に検討した。ZNS付加投与 (増量) により平均 (±標準偏差) PHT濃度は8.52 (±3.90) から9.97 (±5.09)μg/mlへと増加し (P<0.05), CBZは7.67 (±1.82) から8.32 (±2.31)μg/mlへと増加したが有意ではなかった。採血時間差による誤差除外のため, ZNS付加投与 (増量) 後に血中濃度が25%以上変化した症例を「上昇」または「低下」と判定すると, ZNSによりPHT投与例の40%, CBZ投与例の29.4%で血中濃度が上昇した。抗てんかん薬の血中濃度の日内変動を測定した1例では, ZNSの増量により, PHT濃度が明らかに上昇し, PHTの高濃度に一致して眼振, 失調などが出現した。これらの結果はPHT, CBZに併用してZNSを投与 (増量) する際には, 副作用の出現に注意すると共に, 血中濃度測定も重要と思われる

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