てんかん研究
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小児期における無熱性全般けいれん発作の予後
予後に関与する因子の検討を含めて
立花 泰夫関 亨山脇 英範鈴木 伸幸木実谷 哲史前沢 真理子山田 哲也清水 晃
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1985 年 3 巻 1 号 p. 40-47

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抄録

小児期における無熱性全般けいれん発作71例の予後を検討し, 以下の結果を得た。
1) 発作の消失したものは, 総数71例中50例 (70.4%), 正常な精神運動発達・精神発達を示したものは, 64例 (90.1%) であった。
2) 経過中, 他の発作型を認めたものは, 10例 (14.1%) で, 内訳は, 単純部分発作3例, 複雑部分発作6例, 複雑部分発作+非定型欠神発作1例であった。
3) 発作の予後に関与する因子として,
i) 精神運動発達遅滞・精神遅滞の合併 (p<0.01)
ii) 治療開始までの期間 (p<0.05)
iii) 30分以上持続した無熱性全般けいれん発作の既往 (p<0.05) 3つが指摘された。

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