専門分野における技術の要素や方法に関して教え込むスタイルであった工業高等学校の工業実験・実習にモデリングとシミュレーションを導入する改善を行い, その学習過程の新しい評価方法を試みた.改善により生徒の学習内容の理解が深まり, 事象をシステムとして捉えるようになった.従来工業高等学校で行われていた実験・実習をベースに問題解決を科学的に行い, 発展的な学習を行うことができるとことがわかった.チェックシートの評価を授業中に活用することで, 他人の行動特性に着目し自己を成長させる活動も見られるようになった.