2008 年 31 巻 Suppl. 号 p. 13-16
今まで授業の補助教材としてHTMLで作成した文字と静止画による教材やアニメーションと音声による教材を使用してきた.しかし,このような学習者が読んだり聞いたりするだけの教材は書籍などと同じ受動的な教材である.プログラミング言語を習得するような学習では,いくつかのパターンを試して結果を確認する形式の教材を使用することによって学習効果があがる場合がある.本論文では,C言語やJavaの基本的な文法を習得するために,JavaScriptを使ったWBT(Web Based Training)教材を自作し,教育への実践を行った.この教材を使用することにより,使用するパソコンにコンパイラをインストールしなくても簡単に実行結果を擬似体験することが可能になる.