日本教育工学会論文誌
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ノートとデジタル教材の融合により"学習内容を書き留めること"を促進するPaper-Top Interfaceの設計・開発(教育システム開発論文,<特集>学習・教育支援のための技術開発)
光原 弘幸森山 利幸山田 佳幹金西 計英矢野 米雄
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2010 年 34 巻 3 号 p. 191-200

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抄録

本研究では,ノートテイキング支援として,AR(Augmented Reality)技術を用いてノートとデジタル教材を融合するPaper-Top Interface(PTI)を設計・開発する.PTIは,ノートの各ページに貼付したビジュアルマーカをビデオ映像から検出・認識し,対応するデジタル教材をプロジェクタでノートに投影する.これにより,学習者は授業中に教材内容を書き写さなくてよくなり,学習内容をアノテーションとしてノートに書き留めることが促進される.比較実験から,PTIがノートテイキングの負担を軽減し,学習者に受け入れられることが示唆された.

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© 2010 日本教育工学会
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