eラーニングと対面授業を組み合わせたブレンド型の授業形態が広まりつつある中で,学習者がこうした授業形態をどうとらえているのかを調査した.eラーニングとグループワークを組み合わせた予習タイプのブレンド型授業を実施し,その前後でeラーニング,ブレンド型授業,グループワークについての好みのデータを取り,検討した.その結果,eラーニングやブレンド型の好みについては,成績群の間に差はなく,どの群も受講後のほうが高くなった.グループワークの好みについては,上位群・中位群は受講後高くなったが,下位群は変わらなかった.予習タイプのブレンド型授業の場合,成績によってグループワークの好みに差があることが示唆された.