日本教育工学会論文誌
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小学1年生が算数文章題の問題解決過程で描いた図の構成要素と立式との関係
河崎 雅人森田 泰介梅澤 実小池 守
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2013 年 36 巻 4 号 p. 351-360

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抄録

算数文章題の指導方法を検討するため,小学1年生を対象に,RILEYらが問題の意味的構造に基づいて分類した算数文章題の型から変化に関する6つの型の調査問題を作成・調査し,算数文章題の問題解決過程において児童が描いた図の構成要素と立式との関係を分析した.その結果,算数文章題に正しく答えるためには,a,bを既知数,xを未知数としたとき,変化1(a+b=x),変化2(a-b=x)では関係の把握が必要であること,変化3(a+x=b),変化4(a-x=b),変化5(x+a=b),変化6(x-a=b)では未知数の把握が必要であることが明らかになった.これらのことから,算数文章題の指導では,関係や未知数を明確にしたうえで,問題構造を把握させることが重要であることが示唆された.

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© 2013 日本教育工学会
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