日本教育工学会論文誌
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学級規模が中学生の家庭学習の取り組み状況およびその変化に与える影響
山森 光陽岡田 いずみ萩原 康仁
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2014 年 38 巻 2 号 p. 113-121

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抄録

本研究では学級規模が中学2年生の家庭学習の取り組み状況およびその変化に与える影響を検討した。中学校48校を対象に学級担任が各生徒に対して,宿題および宿題以外の家庭学習の取り組み状況について評定を行う調査を2時点(同年度の7月と1月)で実施した。家庭学習の取り組み状況の1時点目の学校間での差異および2時点目にかけての変化の学校間での差異を学年の学級数および平均学級規模で説明する,マルチレベルの2時点の成長モデルによる分析を6793人分の評定結果に対して行った。平均学級規模を33.0人以下,33.0人超37.0人未満,37.0人以上の三つに分け検討した結果,1時点目における生徒の家庭学習の取り組み状況に違いは見られなかった。また,33.0人超37.0人未満,37.0人以上の学校においては,1時点目から2時点目にかけて変化は見られなかった。一方で,33.0人以下の学校においては,生徒の宿題や宿題以外の家庭学習の取り組み状況が上昇することが示唆された。

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© 2014 日本教育工学会
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