オンライン大学を卒業した社会人を対象として,"入学して良かったこと","入学して大変だったこと"や,"卒業後自分自身に与えた影響"について調査した.その結果,オンライン大学に在学したことの評価は,在学中の"学友との交流"と卒業後に"思考力とスキル"が身についたことが規定要因であることが明らかになった.また,"思考力とスキル"は"書くことの困難さ"を体験することで達成されると同時に"論文指導"も影響を与えることが明らかになった.さらに,在学中に,"時間管理の困難さ"を経験することによって時間管理のスキルが鍛えられ,卒業後の"仕事とキャリア"に影響を与えることが明らかになった.