2014 年 38 巻 Suppl. 号 p. 121-124
国内の高等教育機関では2000年以降,各種Webサービスが盛んに利用されている.利用者や運用管理者の負担を減らすため,Webサービス間の連携が必要になる.連携の一つにデータの同期がある.データ同期には,データベース直接,中間データベース,データベースラッパー,エージェントの方法が想定される.我々は,データ同期のある状況を設定し,エージェント方式による実験をおこなった.データ同期の実用的な運用を確立するために,状況分類と事例に基づくデータの集約が必要だと考える.管理者にとって経験的な理解が必要だと考えるからである.エージェント方式の有効性を判断する際の一つの事例を示すことができたと考える.