日本教育工学会論文誌
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校務支援システムの運用による校務の状況の改善と機能の必要性に関する教員の意識の経年比較
宮田 明子山本 朋弘堀田 龍也伊藤 三佐子片山 淳一鈴木 広則
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2016 年 39 巻 Suppl 号 p. 49-52

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抄録

 校務支援システムを導入した小・中学校の教員を対象に,校務支援システムの運用前・1年後・2年後の3回において質問紙調査を実施し,校務の状況に関する教員の意識および校務支援システムの機能の必要性についての経年比較を行った.その結果,校務支援システムの運用前と比較して1年後・2年後に,教員は校務の状況が改善されたと感じること,校務支援システムの機能の必要性を高く感じることが示された.また,校務支援システムの利用年数が1年目の教員と比較して2年目以降の教員は,児童生徒の状況把握や帳票印刷の機能に対して,より高く必要性を感じていることが示された.

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© 2015 日本教育工学会
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