ブレンディッド学習でノート記録活動がテスト得点に及ぼす影響を調べるために,ノート記録の特徴量とテスト得点の関係を検討した.ノート記録の評価指標として授業担当教員によるノート評定値と,教員の提示情報と学生のノート記録内容から定義した単語数割合,記録割合,不足距離,加筆距離との間の関係を分析し,相互の関係を明らかにした.これらのノート記録特徴量とテスト得点との重回帰分析の結果,ノート記録特徴などの変数を選択することでテスト得点の説明が可能であることを確認した.さらに,授業回ごとの特徴情報による説明可能性,ノート記録指導による効果を確認した.