日本教育工学会論文誌
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Kinectを用いたARによる鏡像シミュレーション教材の開発と試行
中野 博幸久保田 善彦小松 祐貴大崎 貢
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2016 年 39 巻 Suppl 号 p. 105-108

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抄録

 全身を映すのに必要な鏡の大きさに関する課題の理解を促すため,拡張現実とKinectを用いたシミュレーション教材を開発した.Kinectにより学習者の骨格を認識し,コンピュータのカメラ画像上に骨格をリアルタイムで表示することができる.また,学習者の思考に応じてキー入力により様々な補助線を重畳表示することにより,理解を支援する.開発した教材を使って,中学校1年生に授業を試行し,主観評価と理解度調査を行った.その結果,生徒は教材について非常に好意的であった.授業によって形式的な理解は促進したが,多くは論理的な理解には至らなかった.今回の授業から,合同や相似などの数学の学習と関連させた授業デザインとそれに合わせて教材を改善する必要性が明らかになった.

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© 2015 日本教育工学会
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