2017 年 40 巻 Suppl. 号 p. 149-152
知的障害と肢体不自由を併せもつ児童生徒が学習に利用できる教材制作環境を提案する.近年,安価で精度の高い視線入力デバイスがリリースされた.この視線入力装置(視線マウス)を利用し,これまで特別支援学校で教材制作に利用されてきたMicrosoft PowerPointに外部装置を制御するマクロ機能を加え,開発した出力装置(スイッチボックス)からスイッチ・トイ等を制御する教材制作環境を開発した.制作された教材は,障害の重い児童生徒が視線入力により選択し,外部機器を操作することができた.またその場での改編も容易であった