2018 年 42 巻 Suppl. 号 p. 065-068
近年,集団型教育における内省活動の重要性が指摘されている.教育効果が生じていた/生じていない受講者の特徴を把握することができれば,よりよい内省を行うことが可能となる.そのため本論文では,決定木を活用し教育実施前後のデータから,教育効果が生じた/生じていない受講者の特徴を言語化する手法を提案した.高校生らに行われた教育に対し提案手法を適用した結果,教育効果が生じた/生じていない生徒の特徴の言語化が確認された.提案手法を活用することで,良好な教育効果が生じた/生じていない受講者の特徴を言語的に把握することが可能となる.