2018 年 42 巻 Suppl. 号 p. 113-116
本研究は水難事故防止教育の一環として小学校4年生の体育の授業において学校プールでの着衣泳の実践授業を企画・実践し,着衣泳の実践授業が子どもたちの内面にどのように影響するのかを明らかにした.実践の効果として子どもたちの川・プールへの認知の変化を分析対象とし,実践前・実践後・遅延(50日後)の3時点間での子どもたちの認知の変化を検討した.分析の結果,子どもたちの川・プールへの認知は大きく6つに分類可能であることが明らかとなった.また学校プールでの着衣泳の実践がプールへの認知のみならず川への認知にも影響を及ぼしていることが示唆された.