天理よろづ相談所病院腹部一般外科
京都大学医学部附属病院外科
43 巻 (2010) 5 号 p. 601-607
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腹腔鏡下低位前方切除後に縫合不全による骨盤内膿瘍を発症し,それに対して経肛門的にドレナージを行った8症例を経験したので報告する.注腸造影検査にて縫合不全部を確認し,同部位を示指にて拡張することにより膿瘍腔の内瘻化を図った.8症例中7症例で縫合不全を比較的短期間で治癒しえたが,1症例では回腸ストマ造設が必要となった.本法は,全身状態が良好であり,膿瘍腔が骨盤内に限局し腹腔内への炎症の波及がない症例では,縫合不全の治療のオプションの一つとなりうるものと考える.
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