日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
膵侵襲例における術中・術後のアミラーゼ代謝の変動
小川 道雄水本 正剛門田 守人今岡 真義阪本 俊一小林 延行岡村 純村上 文夫神前 五郎
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10 巻 (1977) 1 号 p. 33-41

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抄録

膵侵襲例43例を対象として術中・術後のアミラーゼ代謝の変動を検討した.術中の血清アミラーゼ値は一定に保たれ, その上昇は術後6時間以後にはじまった.術後高アミラーゼ血症の発生率は58.1%であった.高アミラーゼ血症の発生には中枢性あるいは内分泌性の機序, 絶食の影響があげられているが, これらとともに各個体のアミラーゼ代謝の相異やその変動も考慮する必要があると考えられた.また血清アミラーゼ値が正常化した後のACCRは正常範囲のものと異常高値をとるものがあり, 血清アミラーゼ値が同一の安定したレベルにあってもアミラーゼ代謝が同一であるとはかぎらないことが明らかになった.

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