胃全摘後の再建法として, poor risk症例, 並びに進行癌症例に米国USS社製Autosuture-EEAを使用し, 食道空腸ρ吻合再建術を31例に施行した.手術合併症は1例に胸膜炎を併発したのみであり, 手術死亡, 縫合不全, 出血などの重篤な合併症は認めなかった.退院時愁訴を有したものは8例 (25.8%) で, つかえ感など通過障害を思わせるものであった.この狭窄症状は特に外科的治療を必要とせず, 3~6ヵ月以内に消失した.
EEAによる食道空腸ρ吻合再建術は, 術後愁訴を有する率は比較的高率であるが, 非常に安全な方法であり, poor risk症例, 進行癌症例の胃全摘術後の再建法として有効な一方法と考える.