17 巻 (1984) 10 号 p. 1803-1807
胃内pHの直接測定は胃分泌を具体的に知る方法としてきわめて優れている. われわれはtelemeteringを応用した胃内pH24時間連続測定を行い, Famotidine20mgあるいは10mg1日2回投与による健常人の胃内pHにおよぼす影響を検討した. 健常人の胃内pHは摂食時の上昇を除いて2前後で推移することが多かった. Famotidine投与により胃内pHの上昇が認められ, 深夜および日中のpHが高いレベルを示した. 平均H+activityの抑制率は20mg投与で72%, 10mg投与で70%を示し著明な胃酸分泌抑制効果を認めた. 血中ガストリンはFamotidine20mg投与で軽度上昇した. また, 血中セクレチンには変動がみられなかった.