日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
上腹部の自律神経叢切離およびリンパ流障害が血糖値とinsulin分泌に与える影響について
高江洲 裕二村 雄次早川 直和安井 健三大塚 光二郎塩野谷 恵彦
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21 巻 (1988) 3 号 p. 863-867

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抄録

上腹部の自律神経叢切離およびリンパ流障害が血糖値とinsulin分泌に与える影響について検討した.麻酔下で対照群 (C群), 迷走神経幹切離群 (V群), 上腹部の自律神経叢切離とリンパ管閉塞群 (D群), 上腹部の自律神経叢切離とリンパ漏群 (DL群) の4群をイヌで作製し, 十二指腸内ブドウ糖負荷試験を行った.血糖およびinsulin基礎値は4群とも100mg/ml, 25μu/ml前後であった-糖負荷後60分で血糖 (C群: 165±13, V群: 167±20, D群: 212±18, DL群: 136±20mg/dl) およびinsulin (C群: 74±9, V群: 63±14, D群: 386±35, DL群: 276±66μu/ml) は頂値に達した. 上腹部の自律神経叢切離はinsulin分泌を促進することが示唆された.

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