日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
胆嚢壁と肝臓・肝門部右側との連続性に関する解剖学的研究
脇 正志田中 聰吉田 雅行錦野 光浩寺門 道之
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22 巻 (1989) 4 号 p. 934-940

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抄録

胆嚢と肝実質および肝門部間膜組織との解剖学的つながりについて, 新生児を含む剖検肝34例をもちいて肉眼および光顕下の観察を行った. 肝床部では胆嚢壁最外層のリンパ管と肝内の小葉間組織との間につながりが認められること, 胆嚢頸部の壁は右肝動脈, 右肝管, 門脈右枝をつつむ肝門部右側の間膜組織と境界なく移行し, リンパ管を主とするつながりが認められることを指摘した. 漿膜下組織に浸潤の及ぶ胆嚢癌の外科治療では, これらの進展経路に対して十分の注意をはらうべきことを述べた.

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