日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
膿胸を併発した肝内結石症の1治験例
陳 孟鳳弘中 武林 隆志小野 眞堀 勝文荻野 賢二長尾 泰考奥村 悟
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23 巻 (1990) 12 号 p. 2808-2812

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抄録

症例は63歳の女性.左胸部痛と発熱を主訴として本院内科を受診し膿胸の診断にて入院した.膿胸は胸腔ドレーン留置による洗浄療法で寛解したが, 各種画像診断にて肝外側区域の肝内結石症による胆道感染から左膿胸に発展したものであると診断した.自験例における肝内結石症を病型分類で示すと [IE・L・S2l-m・D2lm], Sp0となりさらに外側区域の萎縮を認めたので治療として肝外側区域切除を選択した.自験例は胆道感染としては興味ある経過をとった症例でありまた治療については肝切除のよい適応であった.

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