秋田大学医学部第1外科
25 巻 (1992) 5 号 p. 1344-1348
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放射線腸炎に合併した大腸癌の2例を経験したので報告する.症例1は74歳女, 症例2は76歳女性で, 2症例とも放射線腸炎として観察していたが, 大腸癌と診断した時には既に高度に進行していた.これは, 癌の合併を疑ったにもかかわらず, 放射線腸炎による狭窄のために, 内視鏡検査で癌の観察と生検ができなかったことが原因であった.狭窄を伴う放射線腸炎例には, 注腸造影上の変化や血清CEA値の上昇で大腸癌の合併を疑い, 治療と診断をかねた開腹術と術中迅速組織診を積極的に行うべきと考えられた.
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