日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
十二指腸乳頭部に発生した内分泌細胞癌と管状腺癌の複合腫場の1例
三谷 眞己片岡 誠桑原 義之呉山 泰進岩田 宏正岡 昭
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27 巻 (1994) 4 号 p. 907-911

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抄録

症例は59歳の男性, 十二指腸乳頭部癌にて膵頭十二指腸切除術を施行した. 病理組織学的診断は内分泌細胞癌と管状腺癌の複合癌であった. 両癌部位を, グリメリウス染色, フォンタナマッソン染色, 免疫組織化学的染色にて検索したところ, 内分泌細胞癌部において, グリメリウス染色, Leu 7が極散在性に, 腺癌部においてグリメリウス染色, クロモグラエン, neuron specinc enolase (NSE), Leu7, carcinoembttonic antigen (CEA) が陽性を塁した. これは両者の起源が共通であることを示唆しているとともに, 通常, 神経内分泌機能を有することが多いとされる内分泌細胞癌部より, 腺癌部にかえって神経内分泌機能がみられた.

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