日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
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ニューラルネットワークを用いた肝癌肝切除術の予後予測
濱本 勲岡田 節雄若林 久男前場 隆志前田 肇
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28 巻 (1995) 5 号 p. 1030-1036

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抄録

肝癌肝切除術の予後をニューラルネットワークを用いて予測した.入力層, 中間層および出力層にそれぞれ9, 14および1個のニューロンを持つ階層型ニューラルネットワ-クを構築し, これにあらかじめ予後のわかっている58例の肝切除症例 (耐術49例, 非耐術9例) の予後を教師信号 (1, 耐術;0, 非耐術) を用いて学習させた.10万回の学習でニューラルネットワークは良好に収束し, 1例を除いて正確に応答するようになった.この学習済みニューラルネットワークを用いて, 11例の肝切除症例の耐術能を術前にprospectiveに予測した.その結果, 10例の耐術例および1例の非耐術例を術前に正確に評価することができた.ニューラルネットワークは, 肝癌肝切除後の予後を予測する上で, 強力な手段となりうることがわかった.

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