日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
胃顆粒細胞腫の1例
平井 恭二佐藤 薫隆為我井 芳郎
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28 巻 (1995) 5 号 p. 1076-1080

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抄録

Granular cell tumorは皮膚, 舌, 乳腺などに多くみられる腫瘍であるが, 消化管に発生するのはまれである.特に胃に発生した例は極めてまれであり, 今回われわれは胃に発生したgranular cell tumorの1例を経験したので報告する.症例は58歳の男性.主訴は前胸部痛.胃X線検査ならびに内視鏡検査にて胃体中部大轡に表面平滑で, 中心に陥凹さらにbridgingfoldを伴った山田II型様の粘膜下腫瘍を認めた.超音波内視鏡 (Endoscopic ultrasonography: EUS) 検査所見で粘膜下腫瘍と診断され, 悪性の可能性を考慮し幽門側胃切除術を施行した.切除標本で腫瘍は大きさ20×15×15mmで, 割面は黄白色を呈し, 粘膜下層に存在していた.病理組織学的にgranular cell tumorと診断された.

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